地域に届けるボランティア演奏 松原GM

 

20回生 滝北健一

 

大阪府松原市は、大阪市の南、大和川を越えた河内地方に位置する人口12万人の街です。堺・藤井寺・羽曳野の各市が隣接しており、この地域には数多くの古墳があります。オリンピック・スケートボード金メダリストの西矢 椛さんが通う松原中学校も。

 

松原ギター・マンドリンクラブは、松原市の公認サークルです。市内の音楽教室から始まり約40年の活動の歴史を重ねて来ました。しかし、この間一度も独自のコンサートは開催していません。もっぱら市の行事への参加、各所からの依頼を受けての訪問演奏などを続けています。

毎月、週2回の練習を3週(計6回)、1週は訪問演奏(残念ながら現在は休止状態)です。夏も冬も、強い雨風の日も、コロナ禍にあっても、練習会場の公民館が開いている限り例会を行います。

 

定年後の男性・主婦の方中心に20~25人の部員をキープ、楽器演奏経験のない人の多いクラブが続いている秘訣はと問われれば、

― 1回2時間の合奏練習を月・金・月・金…と続けることで、例会が生活のリズム(アクセント)になっている

― 指導者も指揮者も置いておらず、全員「私はヘタクソ」と言いながら、 合奏の入り・強弱・テンポなど、思い思いに注文(!?)を出し合って、 みんなで曲を仕上げることを楽しんでいる からでしょうか。

7月31日、松原市文化連盟の発表会で20分・5曲、久しぶりの演奏を披露(出演者数制限、マスク着用にて)、10月市民講座のプログラムのひとコマに、11月には市の「金婚式典」で、と出演依頼が入っています。

 

これからも楽しみ上手、よろこび上手で、地域のみなさんにギター・マンドリン合奏の魅力を届けて行きます。

 

(写真は、左から滝北・中田・岡部さん)